広島育成3位・畝が“緊急登板”でギータを見逃し三振「球速は速くないけど…」

[ 2020年3月5日 20:58 ]

教育リーグ   広島―ソフトバンク ( 2020年3月5日    由宇 )

 広島育成3位・畝章真投手(24)は、「ギータ斬り」でアピールに成功した。

 この日は、先発候補の九里、遠藤が4イニングずつ登板予定だったため、バックアップメンバーとしてベンチ入り。すると、九里が計7与四球の乱調で降板し、4回1死満塁の場面で2番手として“緊急登板”した。

 先頭の西田を中飛。続く柳田の打席では、制止しなかったと判断されてボークを宣告された。不測の形で得点を与えるも動揺せず、フルカウントから外角にシンカーを決めて見逃し三振とした。

 「僕のいまの立場では、ああいう打順で投げさせてもらえるのはレアだと思う。球速は速くないけど、スイングさせないようにと思って投げました。シンカーでうまくタイミングを外せたのはではないか…と思います」

 畝龍実3軍統括コーチの長男。チーム唯一のサイドスロー右腕として活路を探っている。「キャンプでは、周りの投手と比べても真っすぐの強さは物足りないと感じた。サイドの軌道は他の投手にはない。キレ、伸びを意識しながらやってきた中で、柳田選手に直球系でファウルを取れたのはよかった」と手応えをつかんだ。

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2020年3月5日のニュース