吉川峻平、今季中に2A昇格なるか メジャー昇格への重要事項

[ 2019年5月7日 09:31 ]

延長キャンプで汗を流す吉川
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 社会人野球のパナソニックに所属していた昨年のドラフト1位候補で、日本のプロ野球を経ずにダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ吉川峻平投手(24)。4月下旬からダ軍傘下の1Aバイセリアに合流した右腕の「現在地」は――。

 吉川は今季、まずマイナーで米国の野球に適応し、故障なく中4日のローテーションを守ることがチームから求められている。メジャー昇格へは今季中に1Aから2Aに昇格することが重要だ。

 入団時の契約金65万ドル(約7200万円)はドラフト4、5位の金額に相当。より額が低い選手に比べて登板機会も多く与えられる。一方で24歳はマイナーでは決して若くない。吉川が合流したバイセリアは3階級ある1Aの最上位。現時点で最年長の投手は25歳で、3人在籍している。

 2Aジャクソンが属するサザン・リーグは投手有利の球場も多いが、10時間以上のバス移動はダイヤモンドバックス傘下で最もハード。過酷な環境で競争を勝ち抜いた先に、夢への道が開ける。

 ◇吉川 峻平(よしかわ・しゅんぺい)1995年(平7)1月24日生まれ、大阪府吹田市出身の24歳。関大北陽では1年秋から正遊撃手で、2年夏から本格的に投手転向。関大では3年春から本格的に登板した。パナソニックでは1年目の17年都市対抗1回戦で14奪三振完投勝利。16年日米大学野球日本代表。昨年8月に契約金65万ドルでダイヤモンドバックスとマイナー契約。1メートル85、80キロ。右投げ右打ち。持ち球は直球(最速148キロ)とチェンジアップ、スライダー、カーブ。

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2019年5月7日のニュース