阪神 新体制で秋季練習スタート…“豪華”なメンバーズラリ 故障からの復活組の逆襲に期待

[ 2018年10月24日 17:34 ]

<阪神鳴尾浜練習>コンディションを整える上本(撮影・後藤 正志)
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 阪神・矢野新監督のもと、新体制で23日から秋季練習がスタートしました。コーチ陣も顔ぶれが変わり、当日は多くの報道陣が駆けつけるなど、注目度の高さがうかがえました。そんな賑わいを見せた聖地をよそに、この日は鳴尾浜球場へ足を運びました。

 2軍本体は、みやざきフェニックス・リーグに参加しているため不在で、主に汗を流しているのは故障からの復活を目指すリハビリ組。それでも、顔を見渡せば、球団記録に並ぶ23本の代打・安打を放った原口(左手第5中手骨の骨折)、シーズン途中まで遊撃に定着した北條(左肩亜脱臼)、チーム4位の48打点を挙げた陽川(右肘クリーニング術)、昨季12勝を挙げ、今季も2完投した秋山(右膝クリーニング術)、さらには上本(左膝前十字じん帯損傷)と語弊を恐れず言えば“豪華”なメンバーが名を連ねています。

 秋季練習には参加できず矢野新監督への直接のアピール機会を失う状況ではありますが、それぞれの選手に話を聞くと根底にあるのは「来季、絶対に戦力になる」という強い自覚です。左手だけでのティー打撃を終え、汗だくの陽川は「この期間を大事にしたい。レベルアップできるように」と視線は力強く前を向いています。

 右膝にメスを入れたことを「野球人生のターニングポイントになる」と言い切った秋山も「来年、しっかりと矢野監督の力になれるように。春のキャンプでしっかりアピールできるようにリハビリを全力でやっていく」と宣言しました。

 どの選手も、レギュラー争いの中心を担える存在。故障からの復活組の逆襲も、矢野阪神が躍進する大きな鍵を握るはずです。(遠藤 礼)

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2018年10月24日のニュース