黒田 松坂とは公式戦初対決の場が“優勝決定戦”

[ 2012年10月4日 07:33 ]

 今季一番の大役が巡ってきた。レギュラーシーズン最終戦で迎える先発マウンド。勝てば地区優勝を決める大一番に向け、ヤンキース・黒田は静かに闘志をみなぎらせた。

 「プレーオフのことより、自分のやるべきことに100%集中したい。この時期になると特に変わったことはできない。ベストを尽くし、自分の投球をするだけ」。ドジャースから昨オフ、悩んだ末にヤ軍入りを決断した。最大の理由は世界一になるため。「伝統があり、ワールドチャンピオンだけを目標にしている」と言った。

 メジャー移籍後5年目で自己最多の32試合、212回2/3を投げて15勝をマーク。最後まで先発ローテーションを守り抜いた。地区優勝が懸かった一戦は黒田にふさわしい舞台である。

 しかもレッドソックスとの伝統の一戦。先発で投げ合う相手も松坂だ。日本時代も含め、公式戦での対決は初めて。先輩右腕は「今季最後の登板ということで、彼なりにいろんな思いを込めて投げる。僕もそれに負けないようにしたい。そういう舞台で投げ合えるのは凄くいい刺激を受ける」と意気に感じていた。

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2012年10月4日のニュース