スポニチPLAZA便り

【鰻谷通信コラ厶】コロナ蹴散らす快挙。藤井聡太とコントレイル

[ 2020年6月12日 15:08 ]

将棋のタイトル戦出場最年少記録を更新した藤井聡太七段(6月5日付け本紙大阪版)
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暦は芒種(6月6日)を過ぎ、夏至(21日)へと向かっています。梅雨入りを前に気温もグングン上昇し、福岡県・久留米市では6月8日に35.8度を記録、全国初の猛暑日となりました。気温の上昇とともに、今夏はことさら熱中症に注意が必要です。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、新規感染者も減少気味とは言え、まだまだ外出制限は継続中で在宅時間が長くなっています。そのため「暑さへ順化」が遅れている上、マスクの着用によって熱中症のリスクがさらに高まります。本格的な猛暑を前に、散歩・ウオーキングなどの軽い運動で暑さに慣れることから始めましょう。周囲の人との距離が充分に確保される場所では、思い切ってマスクを外すなどの意識も必要です。「コロナ感染予防」と「熱中症予防」2つの対策が要求される特別な夏。万全の対策で乗り切りましょう。

さて、2月29日以来の無観客開催が続く中央競馬でスターホースが誕生しました。第87回日本ダービーは5月31日、東京競馬場で行われ、皐月賞馬のコントレイルがデビュー以来の5連勝で圧勝。3冠に王手をかけました。好スタートを切ったコントレイルは道中3番手をキープ。直線、残り200メートルで福永騎手のゴーサインに反応すると、追いすがる宿敵・サリオスを3馬身突き放しました。この勝利で既にGⅠ3勝目、同世代7262頭の頂点に立ったコントレイルは秋の菊花賞(10月25日・京都競馬場)で3冠に挑みます。過去の3冠馬は7頭(1941年セントライト、64年シンザン、83年ミスターシービー、84年シンボリルドルフ、94年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、11年オルフェーブル)。不世出の父・ディープインパクトほか、これらの名馬を超える可能性を秘めたコントレイルの今後の活躍に注目しましょう。

将棋界でも快挙が達成されました。高校生棋士の藤井聡太七段は、6月4日に行われた第91期棋聖戦決勝トーナメント決勝で永瀬拓矢2冠(叡王、王座)に勝ち、これまで屋敷伸之九段が保持していたタイトル戦出場最年少記録(17歳10カ月24日)を4日間縮める新記録を達成しました。序盤不利な局面からの見事な逆転劇でタイトル挑戦権をもぎ取った藤井七段は終局後、「タイトルに挑戦することができてうれしく思います。最少年記録は自分としては意識していなかったのですが、結果的にそういう形になって良かった」「棋聖戦では1勝でも多く勝てるように頑張りたい」と語り、8日から始まった棋聖戦5番勝負で渡辺明3冠(棋聖・王将・棋王)に挑戦しています。勢いそのままに第1局を先勝した挑戦者・藤井七段。今後の戦いがますます楽しみになってきました。(スポニチプラザ大阪総支配人・厨子雄二)

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