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【鰻谷通信コラ厶】 苦難乗り越え初優勝。栃ノ心に拍手喝采

平幕の栃ノ心が大相撲初場所で初優勝したことを伝えるスポニチ本紙紙面(1月29日付)
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 このところ『数年に一度の寒波』や『これまでに経験したことのない寒波』というフレーズをよく耳にします。東京都に大雪をもたらした強烈寒波はその後も居座り続け、日本海側を中心に猛威を振るっています。立春(2月4日)とは名ばかりで、春の気配なんてまったく感じられません。寒波の原因として気象庁は、ラニーニャ現象に加え『黒潮の大蛇行』も影響していると発表しました。水温の高い黒潮が本土から遠ざかる上に、南岸を通過する低気圧に向かって大陸から冷たい空気が流れ込み、気温の低い状態になると警鐘を鳴らしています。過去この2つの現象が重なった昭和38年には、サンパチ豪雪と呼ばれる大雪で大きな被害が出ました。この先もしばらく寒さは続くとの事。最大限の注意を怠りなく。

 横綱・日馬富士の暴行問題がさめやらぬ中、大相撲初場所は平幕・栃ノ心の初優勝で幕を閉じました。栃ノ心は7日目に敗れはしたものの、その後は順調に白星を重ね、千秋楽を待たず14日目に早々と優勝を決めました。今場所は、先の不祥事で引退した日馬富士の名は初日から無く、横綱・白鵬、稀勢の里も場所中にケガで休場、序盤以降は波乱含みの展開となりました。もうひとりの横綱・鶴竜は初日から10連勝と星を伸ばしましたが、11日目からまさかの4連敗。5場所ぶりの復帰戦を飾ることは出来ませんでした。平幕優勝は2012年5月場所の旭天鵬以来6年ぶり、史上28人目の快挙でした。

 優勝した栃ノ心(レヴァニ・ゴルガゼ)は、黒海の東に位置するジョージア(旧グルジア)出身。初土俵は2006年3月場所。柔道とサンボで鍛えた強靱な体と猛稽古で順調に出世。08年5月場所で新入幕、10年7月には小結に昇進しました。順風満帆の土俵人生でしたが、突然暗雲が立ちこめたのが13年7月場所。5日目の徳勝龍戦で右膝の靱帯を断裂し、長らくの休場を余儀なくされました。14年1月場所では、ついに幕下まで陥落。本人曰く、『一時は引退も考えた』ようですが、春日野親方の叱咤激励に奮起。不屈の精神力で14年11月場所に返り入幕、16年7月場所では初の関脇に昇進しました。

 左上手を取れば無類の強さを誇る栃ノ心ですが、今場所はまわしにこだわらず、突き・押しに徹底。積極的に前に出る相撲を心掛けました。優勝インタビューでは、『日本人の皆さん、私の国の皆さん。胸がいっぱいです。』と喜色満面。大ケガで一時は幕下まで陥落した栃ノ心の『負けてたまるか!ど根性優勝』に拍手喝采です。この優勝で来場所での関脇復帰は確実となり、今後の成績如何によっては大関昇進も夢ではありません。来場所に向けての記者の質問にも『頑張ります』と力強く答えたジョージアの英雄。春を呼ぶ浪花の三月場所での大活躍が今から楽しみです。(スポニチプラザ大阪総支配人・厨子雄二)

[ 2018年2月9日 15:03 ]

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