スポニチPLAZA便り

【鰻谷通信コラ厶】久保王将VS豊島八段「第67期王将戦」開戦

[ 2018年1月12日 19:57 ]

「第67期王将戦」第1局、挑戦者・豊島八段の先勝を伝えるスポニチ本紙紙面(1月9日付)
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 遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。新しい年が皆様方にとって最良の年でありますようお祈り申し上げます。さて、2018年のスポーツ界ですが、元日のサッカー天皇杯、セレッソ大阪の優勝で幕を開けました。その後もさまざまなスポーツで盛り上がっていますが、この冬最大の関心事と言えば、やはりピョンチャン五輪でしょう。

 開幕までひと月を切りましたが、尾を引くロシアの組織的ドーピング問題、北朝鮮の急きょ参加、安倍首相開会式欠席?など懸案事項も噴出しています。いま一度『4年に一度の平和の祭典』を思い起こし、政治とは無縁の友好イベントにしてもらいたいものです。日本人選手も絶好調です。スピードスケートの小平奈緒・高木美帆、フィギュアスケートの羽生結弦・宇野昌磨・宮原知子、純ジャンプの葛西紀明・高梨沙羅・伊藤有希ら、未曾有のメダルラッシにも期待が持てそうです。

 久保利明王将に豊島将之八段が挑戦する『第67期王将戦7番勝負』(スポーツニッポン新聞社主催)が1月7日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で開局しました。

 白熱の攻防が予想された第1局でしたが、終始主導権を握った挑戦者の豊島八段が88手で圧勝しました。初日の封じ手(56手目)に81分を費やした以外は、ほとんど持ち時間を使わなかった豊島八段に対し、久保王将は序盤から熟考。初日終了時の残り時間は王将3時間31分、挑戦者5時間3分。現地の大盤解説会会場でも挑戦者の優勢が伝えられていました。2日目午後1時57分の早い投了に、久保王将は『変化の余地が多かった。攻めるところと守るところの選択肢が多くて時間を使ってしまった』と敗戦の弁。一方、勝った豊島八段は『最後まで積極的にうまく指せました』と破顔一笑。注目の第2局は1月27日に佐賀県上峰町の大幸園で始まります。

 スポニチプラザ大阪は1月8日、挑戦者・豊島八段が快勝した王将戦第1局2日目の大盤解説会を開催しました。会場となった大阪市北区茶屋町の毎日放送地下ホールには、雨模様にもかかわらず30人のファンが駆けつけました。解説棋士として出演した今泉健司四段と長谷川優貴女流2段は、予想外の早い終局に戸惑いながらも、『久保王将の35手目・7七桂が分岐点。一方的な敗戦となったが、久保王将にショックはない。とにかく第2局が両者にとって重要』と会場を盛り上げました。スポニチプラザ大阪は引き続き同所で第2局2日目の大盤解説会を開催します。解説は軽妙な語り口で定評の神吉宏充七段と村田智穂女流二段。午後2時から基本終局までの開催です。入場料は一般1500円。将棋ファンの皆様、是非ご来場下さい。(スポニチプラザ大阪総支配人・厨子 雄二)

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