スポニチPLAZA便り

【鰻谷通信コラ厶】全豪制覇!大坂なおみに世界が酔いしれた

[ 2019年2月9日 13:07 ]

全豪オープンを制し、優勝カップにキスをする大坂なおみ選手(1月27日付け本紙大阪版)
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 中華圏の旧正月「春節」(2月5日)を迎え、中国本土や台湾を中心に東南アジア各国からの観光客が大挙日本に押し寄せています。中国経済は一時の好景気からは退潮気味と言えど、相変わらずの爆買いムードは衰えていません。大阪随一の繁華街、心斎橋や道頓堀にも外国人観光客が殺到しています。このほど2025年大阪万博の開催が決定し、活気づく関西地方。今後もインバウンドでにぎわいそうです。「春節の大移動」が関西の春の風物詩として定着してきました。

 テニスの大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝、昨年9月の全米オープンに続きグランドスラムを連覇しました。大会後、男女を通じてアジア人初の世界ランキング1位となった彼女に、世界中から称賛の言葉が相次いでいます。女子シングルスでグランドスラム初制覇からの連覇は過去5人。イボンヌ・グーラゴング、クリス・エバート、ハナ・マンドリコワ、ビーナス・ウィリアムズ、ジェニファー・カプリアティら錚々たるビッグネームが続きます。ただ、初優勝から3連覇した選手はいません。次の全仏オープンで世界初の記録に挑戦する大坂選手。期待が膨らみます。

 第8シード、ペトラ・クビトバ選手(チェコ)との決勝戦、苦しい場面はたくさんありました。タイブレークにもつれ込んだ第1セットを取り切り、第2セットも5−3でリード。あと1ポイントで優勝が決定するチャンピオンシップポイントを何度も迎えました。しかし、クビトバ選手が激しく抵抗、4ゲームを連取されました。不甲斐ないプレーへの苛立ちで第2セット終了時のムードは最悪でした。頭をタオルですっぽり覆い、控え室に消えた大坂選手は「マッチポイントを失ったけど、これと向き合わないといけない。世界最高峰の選手と対戦しているのだから、簡単に勝つことはできない」と、自分自身に言い聞かせました。迎えた最終セットは、派手なアクションなしのガチンコ勝負。第3ゲームのブレークに成功した大坂選手は、そのまま栄冠を勝ち取りました。

 さて大坂選手、次のグランドスラム挑戦は全仏オープン(5月27日〜6月9日)です。今回の全豪とは違い、クレーコート(赤土)での戦いとなります。球速の遅いクレーコートは長いラリーが続く傾向があり、フットワークが試されます。無名のタフな若手選手が活躍し、番狂わせが起きることもしばしばあります。イレギュラーバウンドも多く、滑りやすいコートへの対応も必要となります。4大大会初戦の全豪を制した大坂選手だけが持つ年間グランドスラムへの挑戦権。1988年のシュテフィ・グラフ選手以来の大偉業に挑みます。(スポニチプラザ大阪総支配人・厨子 雄二)

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