スポニチPLAZA便り

【鰻谷通信コラ厶】「西日本豪雨災害」から何を学ぶか

広島VS阪神3連戦中止を報じた7月9日付の大阪版1面
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 梅雨明け間近に西日本一帯を襲った集中豪雨は、広島県・岡山県・愛媛県を中心に多数の死者、行方不明者を出す未曾有の大災害になりました。大雨特別警報が発令された11府県では、線状降水帯と呼ばれる積乱雲の固まりが次々と押し寄せ、各地で土砂崩れや河川の氾濫を誘発しました。「甚大な被害の危険が迫っています。最大級の警戒をして下さい。身を守る行動をとって下さい。」と、終日テレビやSNS上で連呼されたにもかかわらず、多くの方々が犠牲になられたのは痛恨の極みです。「自分だけは大丈夫」の思い込みが最も危険。一刻も早い避難が何よりも大切です。

 土砂崩れにのみ込まれる家屋、河川の氾濫で流された鉄橋、折れ曲がった線路やガードレール。まるで映画の1シーンを見ているようです。“数十年に一度”“これまでに経験したことのない”集中豪雨は想像を絶する凄まじさでした。岡山県倉敷市真備町では、高梁川支流の小田川が氾濫し、町の約3分の1が水没。多くの住民が屋根やビルの屋上に取り残されました。国土交通省が河川法に基づいて管理する河川の数は全国で6万3千余り。流れが速く、川底に土砂が堆積した危険な河川は日本中至る所に点在しています。地域のハザードマップを活用し、過去の災害履歴を知ることによって、今後の災害への備えとしましょう。

 豪雨災害はプロ野球界にも影響を及ぼしています。7月9〜11日の広島対阪神3連戦(マツダスタジアム)は、被害を考慮して中止になりました。地域と共に歩んできた広島東洋カープであるからこその苦渋の決断でした。日本野球機構と阪神球団も「やむを得ない」と中止決定に理解を示し、一日も早い被災地復興に思いをはせました。また、広島選手会は地元での対巨人3連戦(20〜22日)で義援金を募る方針を固め、準備を進めています。選手会長の会沢捕手は「早期復興を目指し、何らかの形で支えていきたい」と語り、倉敷市出身の野村投手も「亡くなられた方、被害に遭われた方がたくさんいて悲しい。3連覇を達成し、少しでも明るい話題を提供できれば」と復興への決意を新たにしました。

 他球団からも支援の輪が広がっています。7月10日のヤクルト―巨人(神宮)、楽天―オリックス(山形)の試合前には、監督や選手が募金活動を行い、楽天は秋季キャンプ地の倉敷にタオルやTシャツなどの救援物資を送りました。スポニチプラザも支援に動きます。8月14〜16日に開催する「広島カープまつり2018」は、西日本豪雨災害復興支援イベントとして開催、会場内に募金箱を設置し義援金を募ることを決定しました。ご来場の皆様の温かいご支援をお待ちしております。(スポニチプラザ大阪総支配人・厨子雄二)

[ 2018年7月14日 12:26 ]

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