幕下6枚目の聖富士が3連勝!ライバル・若碇と念願の対戦で勝利も「圧倒して勝ちたかった」

[ 2024年7月19日 20:46 ]

大相撲名古屋場所6日目 ( 2024年7月19日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

若碇を小手投げで破る聖富士(撮影・井垣 忠夫)
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 西幕下6枚目の聖富士(20=伊勢ケ浜部屋)が西幕下5枚目の若碇(19=伊勢ノ海部屋)を破って3戦全勝とした。

 若碇が鋭い立ち合いからもろ差しで一気に前に出ていくと、聖富士は左で抱えて下がりながら思い切って振って小手投げを決めた。対戦前には「電車道で勝ちたい」と話していただけに「攻め込まれたので、勝ちは勝ちだけど悔しい気持ちがある。圧倒して勝ちたかった。相手の方が速かったし強かった」と喜びは少なかった。

 両者は同学年で昨年初場所初土俵の同期生。先に幕下に昇進した若碇に対して聖富士が「良いライバル。刺激しかもらってない」と意識すれば、昨年九州場所の幕下優勝で番付を追い越された若碇は「差をつけられないように、置いていかれないように」と悔しがるなど、互いに競い合って番付を上げてきた。今場所は西5枚目の若碇に対して聖富士は西6枚目。今場所中も対戦を熱望していた。前相撲で勝って以来1年半ぶりの対戦を白星で飾り「変に意識してしまう相手。久しぶりに同期と対戦できてうれしかった」と少し笑顔も見せた。

 あす7日目は、3戦全勝同士で静岡・飛龍高の4年先輩にあたる大青山(24=荒汐部屋、西幕下2枚目)との対戦が組まれた。次の関取を狙う期待の若手同士が、勝ち越しを懸けて注目の一番に臨む。

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