古江彩佳 マグカップに刻んだ夢とディズニーの絵

[ 2024年7月16日 04:31 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権   古江彩佳 日本女子4人目メジャーV

古江彩佳が小学6年生の時に作ったマグカップ(本人提供)

 【記者フリートーク】「ちょっと面白いものがあるんで」――。プロ本格参戦1年目を前にしたインタビュー中に、そう言って古江が見せてくれたのが小学6年生の時に図工で作ったマグカップだった。

 将来の夢を書き込んだ思い出の品。当時はプロになった直後だったが、「プロになる」という文字が使ってもいないのに消えていたという。「凄いですよね」とニコニコと笑っていた。一番最後に記していた「世界一」の行方は今、どうなっているのだろう。

 同時に、思い出したことがある。夢と一緒に描いていたのが、大好きなディズニーの絵だった。

 今年4月、パリ五輪への思いを聞いたことがある。はっきりとパリ五輪出場を「意識している」と言った後に、少し照れくさそうに「(パリの)ディズニーに行くためにも頑張りたいんです」と明かしてくれた。

 パリ切符を逃し、多くは口にしないけれど、どれだけつらかったのだろうかと思う。それを乗り越えてつかんだ世界一。古江の涙に、万感の思いを感じた。(ゴルフ担当・中村 文香)

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