【箱根駅伝】青学大は往路3位、総合連覇へ暗雲、駒大と2分3秒差…当日変更の5区・脇田に山の試練

[ 2023年1月2日 13:25 ]

第99回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2023年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町5区間107・5キロ )

<第99回箱根駅伝・往路 小田原中継所>5区・脇田(左)にたすきを渡す青学大4区・太田(撮影・島崎忠彦)
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 総合連覇を狙う青学大は5時間25分13秒(速報値)で往路3位に終わった。往路優勝の駒大とは2分3秒差で復路に臨む。

 4区は最後までデッドヒートとなり、首位・駒大、タイム差なしで2位・青学大とタスキをリレー。昨年、往路・復路を制して総合優勝を果たした青学大は、当日変更の脇田幸太朗(4年=新城東)が自身初の山上りに挑んだ。

 4キロ過ぎ、3位でタスキを受けた中大の阿部陽樹(2年=西京)に逆転を許した。

 連覇を目指した今大会。原監督が掲げたのは「ピース大作戦」だった。

 新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ収束していないこと、ロシアによるウクライナ侵攻も終結していないことを念頭に、「平和であるからこそ、この箱根駅伝、スポーツも行われるということだと認識している。連覇を目指し7度目の優勝を『ピース』でゴールしていきたい」と説明していた。

 今季は「パチパチ大作戦」の出雲駅伝は4位、「プライド大作戦」の全日本大学駅伝は3位。ともに駒大に完敗を喫した。屈指の選手層から安定感を誇るチームが、全日本では2区区間16位、8区区間10位と崩れた。打倒・駒大を誓って箱根に臨んだが、ポイントとなった5区で痛い逆転を許した。

◆往路順位(カッコは小田原中継所順位)
1(1) 駒大   5時間23分10秒
2(3) 中大   +30秒
3(2) 青学大  +2分3秒
4(5) 国学院大 +4分0秒
5(6) 早大   +4分23秒
6(11) 順大   +4分31秒
7(4) 東京国際大+4分39秒
8(8) 法大   +5分43秒
9(13) 城西大  +5分58秒
10(7) 創価大  +6分5秒
<以上シード圏>
11(14) 東洋大  +7分32秒
12(10) 明大   +8分19秒
13(9) 東海大  +8分30秒
14(15) 帝京大  +9分10秒
15(17) 国士舘大 +10分6秒
16(12) 山梨学院大+10分29秒
17(19) 大東大  +12分51秒
18(16) 日体大  +13分23秒
―    学生連合 +13分42秒
19(20) 専大   +15分25秒
20(18) 立大   +15分41秒

<5区・区間記録=20・8キロ>
1 山本唯翔(城西大3年)1時間10分4秒=区間新
2 四釜峻佑(順大4年)1時間10分19秒=区間新
3 阿部陽樹(中大2年)1時間10分36秒
4 山川拓馬(駒大1年)1時間10分45秒
5 前田義弘(東洋大4年)1時間11分21秒
6 伊藤大志(早大2年)1時間11分49秒
7 伊地知賢造(国学院大3年)1時間12分27秒
8 新井大貴(帝京大4年)1時間12分33秒
― 橋本章央(学生連合=芝浦工大3年)1時間12分38秒
9 脇田幸太朗(青学大4年)1時間12分47秒
10 細迫海気(法大3年)1時間12分49秒
11 山本雷我(国士舘大3年)1時間13分9秒
12 菊地駿介(大東大3年)1時間13分21秒
13 野沢悠真(創価大1年)1時間13分26秒
14 川端拳史(東京国際大3年)1時間13分50秒
15 吉川響(明大1年)1時間15分9秒
16 冨永裕憂(専大4年)1時間15分30秒
17 杉本将太(東海大4年)1時間15分32秒
18 新本駿(山梨学院大2年)1時間15分55秒
19 吉冨純也(日体大3年)1時間16分32秒
20 相沢拓摩(立大1年)1時間17分0秒

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