柔道ウルフ・アロン 次世代型太陽電池に刺激?!「効率のいい柔道をしたい」

[ 2022年11月12日 13:53 ]

体験型イベント&EARTH教室「みらいをつくる授業」に参加したウルフ・アロン
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 柔道の男子100キロ級で東京五輪金メダリストのウルフ・アロン(26=了徳寺大職)が12日、東京都新宿区の日本オリンピックミュージアムで行われた体験型イベント、&EARTH教室「みらいをつくる授業」に参加。子供たちとともに次世代型の太陽電池と呼ばれる「ペロブスカイト太陽電池」を使った工作に取り組んだ。

 ペロブスカイト太陽電池は材料の溶液を塗って作ることができ、軽くて曲げられる形状が特徴。晴天時のみならず朝夕や曇天、屋内での弱い光でも高い発電効率を誇り、今後の実用化と普及が期待されている。ウルフは子供たちとともにアイデアを出し合い、模造電池と厚紙を使って乗り物や建物など、思い思いの作品作りを行った。

 イベントを終えたウルフは、「柔道をやっていると、なかなかこういう機会がない。新しい知識を入れることができた。子供の自主性や積極性を学ぶこともできた」と笑顔で振り返った。柔道では先月末の講道館杯で東京五輪以来の復帰を果たし、来月初旬には24年パリ五輪の代表選考レースで最初の山場となるグランドスラム(GS)東京大会(東京体育館)が控える。調整は順調だといい、「ペロブスカイト太陽電池のように、効率のいい柔道をしたい」と話した。

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2022年11月12日のニュース