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西郷 ツアー最速10戦5勝、2週連続予選落ちからジャンボ師匠助言で復活

[ 2022年5月23日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ブリヂストン・レディース最終日 ( 2022年5月22日    千葉県 袖ケ浦CC袖ケ浦C=6713ヤード、パー72 )

<ブリヂストン・レディース最終日>18番、ウイニングパットを決めバンザイする西郷(撮影・沢田 明徳)
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 首位から出た西郷真央(20=島津製作所)が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーで3週前のパナソニック・レディースに続く今季、通算とも5勝目を挙げた。シーズン出場10試合目での5勝到達はツアー最速。昨季の賞金女王・稲見萌寧(22=Rakuten)が通算11アンダーの2位。青木瀬令奈(29=フリー)、山下美夢有(20=加賀電子)が通算10アンダーの3位に入った。

 一時は首位に5人が並ぶ大激戦。最後に笑ったのは西郷だった。

 「ゴルフは最後まで何が起こるか分からない。諦めずにプレーして良かったです」

 首位タイで迎えた16番。グリーン左のバンカーから25ヤードの第3打をSWでカップに流し込み、混戦を抜け出した。コロナ禍の中、声を潜めていた地元千葉のファンを一瞬で沸騰させたミラクルイーグル。しかし、師匠の尾崎将司が「ゴルフ脳はプロでトップ」と評する西郷が勝負の分岐点に挙げたのは、11番のパーパットだった。

 ピンのやや奥を狙った納得の第2打が不運にもバックスピンで傾斜を下り、グリーン右のバンカーに落ちた。続く第3打はカップを7メートルオーバー。V争い脱落を意味するボギーが頭をよぎったが、すぐに気持ちは晴れた。幸運にもパーパットは練習日に同じ場所から何度も練習した下りのスライスライン。これを沈めてガッツポーズで自らを鼓舞し、16番のイーグルにつなげた。

 2週連続予選落ちからの復活劇。首の故障などもあってテイクバックの違和感を解決できずにいた西郷は、今大会直前の2日間、師匠を訪ねた。ポイントのみを指摘する師匠の短い言葉を理解し、結果に変えるのも才能だ。中学3年の時から携帯電話に撮りためてきた自分のスイング動画とメモをさかのぼり、師匠の助言と融合。今できる最高のスイングで4日間を戦った。

 西郷はこの後、自身初の海外メジャー、全米女子オープン、全米女子プロに挑む。「学びに行くだけじゃなく、今の自分がどれだけ戦えるか結果を残して帰りたい」。10戦5勝。ツアー最速ペースで勝利を重ねてきた。今季日本最強の称号を手に今週、渡米する。

 《04年11試合で達成の不動超え》西郷のシーズン出場10試合目での5勝達成は88年のツアー制度施行以降最速。これまでは04年に不動裕理が記録した11試合が最速だった。シーズン開幕12試合目での5勝も最速。04年不動裕理の15試合目を更新した。昨年の稲見も3月のダイキン・オーキッド・レディースから12試合目のこの試合で5勝目を挙げたが、コロナ禍のため20年と統一シーズンとなっているため参考記録。

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