神戸57点爆勝でプレーオフ進出望み 山下裕150試合出場に花添えた

[ 2022年4月11日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第12節   神戸57-28東葛 ( 2022年4月10日    神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 )

150試合出場の神戸・山下裕史は記念ティーシャツを笑顔で披露(撮影・石川 勝己)
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 神戸が今季最多の57得点を奪う猛攻で東葛に大勝し、ボーナス点を含む勝ち点5を手にした。リーグ戦残り4試合で4位・横浜との勝ち点差は10。上位4チームでリーグワン初代王者の座を争うプレーオフ進出へ望みをつないだ。

 神戸は元日本代表プロップ山下裕のリーグ戦150試合出場を快勝で飾った。

 「ホームで勝ってボーナスポイントも取れたことは大きな収穫。僕の150試合はおいておきましょう」

 3番は縁の下の力持ち。山下裕はこの日も脇役に徹しながら前半8分、30分にはラインアウトからのモールでもぎ取ったフッカー有田の2トライをサポート。長年神戸FWを支えてきた屋台骨として勝利に貢献した。試合後はチームメート全員が記念のTシャツを着て祝福。36歳のベテランを中心に笑顔の花が咲いた。

 この日はリーグ2戦目の南アフリカ代表CTBアムに神戸ラグビーとの親和を示す初トライが誕生。埼玉、東京ベイ、横浜という上位陣との3連戦を前にチームのムードは上がっている。

 <トヨタ>痛い1敗を喫した。後半に一時反撃し接戦を演じるも、最後は力尽きて3トライ差以上で敗戦。敵陣のスペースへうまく攻め込めず、クロン監督は「テリトリーのコントロールがうまくいかなかった」と課題を挙げた。順位も6位に落ち、PO進出争いからは一歩後退した。レギュラーシーズンは残り4試合。No・8姫野共同主将は「一試合一試合、自分たちにフォーカスして準備するしかない」と前を向いた。

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2022年4月11日のニュース