栃丸 新十両昇進、所要65場所で到達「苦労した分うれしさが倍」

[ 2022年3月31日 05:30 ]

新十両昇進が決まり笑顔で会見する栃丸(日本相撲協会提供)
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 日本相撲協会は30日、東京都内で大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、栃丸(29=本名・長谷山正典、東京都出身、春日野部屋)の新十両昇進を決めた。横綱・照ノ富士らと同じ11年技量審査場所で初土俵を踏み、所要65場所での悲願達成となった。再十両は2場所ぶりに復帰の千代嵐(30=九重部屋)だけだった。

 オンラインで会見した栃丸は「苦労した分、うれしさが倍になって感無量でした」と満面の笑みを浮かべた。幕下10枚目以内は10場所経験とチャンスをモノにできなかったが、自分にできることをやり切ることに意識改革。西筆頭で迎えた初場所は4連勝で勝ち越しを決め夢をかなえた。代名詞は回転の速い突っ張り。練馬区初の関取は「自分は押ししかない。もっと速く重く威力のあるものに変えていい相撲を取りたい」と目を輝かせた。

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2022年3月31日のニュース