ラグビー神戸　入団4年目・前田剛が19日に初先発「相手をあおむけに倒すタックルを2、3本は決めたい」

今節トヨタ戦でリーグ戦初先発する神戸のフランカー前田剛
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　ラグビーリーグワンの8位・神戸（旧神戸製鋼）は19日、敵地の愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で3位・トヨタ（旧トヨタ自動車）と対戦する。17日にはベンチ入りメンバーが発表され、入団4年目のフランカー前田剛（26）がリーグ戦初先発することが決まった。

　「今までずっとBチームで練習しながら先発出場を目指してやってきました。それがやっとかないました。自分が選ばれたのはフィジカルのところだと思います。相手をあおむけに倒すタックルを2、3本は決めたい」

　兵庫県宝塚市出身。兵庫・報徳学園高から明大を経て2018年に神戸入り。宝塚・長尾小低学年の時からファンクラブに入るほど憧れていた神戸の一員になることはできたが、リーグ戦出場への道は遠く、ここまでは今季の第4節埼玉（旧パナソニック）戦に後半38分から途中出場した1試合のみ。それがフランカー橋本大輝主将（35）の故障などもあって先発メンバーに抜てきされた。

　南アフリカ代表ピーターステフ・デュトイ（29）、日本代表・姫野和樹（27）らを擁するトヨタの第3列は強力だが「自分も世界トップの選手と練習してきましたから。コンタクト力は確実に上がっていると思います」と前田。昨季までチームメートだったニュージーランド代表ブロディ・レタリック（30）との接点強化やニュージーランド留学などで既に“世界”は体感済み。デュトイ、姫野を前に気後れすることはない。
　
　トヨタ戦に勝てば新リーグ初の連勝となる神戸。負け先行だった勝敗も3勝3敗の五分となる。長丁場のリーグ戦では不可欠な若手の台頭。上位浮上へ前田の活躍に期待が掛かる。