ブルズのデローザンが“快記録”を樹立 ジョーダンに並びチェンバレンを超える

[ 2022年2月17日 15:11 ]

キングス戦で38得点をマークしたブルズのデローザン(AP)
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 NBAブルズのデマー・デローザン(32)が16日、地元シカゴ(イリノイ州)で行われたキングス戦で41分出場し、フィールドゴール(FG)を27本中16本(3点シュートは試投1本のみで成功)、フリースローを5本すべて決めて38得点をマーク。125―118(前半64―59)での勝利に貢献した。

 得点部門でリーグ4位(28・1)のデローザンの得点は、2月4日のペイサーズ戦から31→45→38→36→35→38→40→38。8試合連続で30得点以上をマークしたのはブルズでは1996年1月6日~23日のマイケル・ジョーダン(32→35→48→46→32→38→36→33)以来、26シーズンぶりとなった。

 またデローザンのここ7試合のFG成功率は60・0%→59・3%→68・4%→63・6%→50・0%→66・7%→59・3%。FG成功率50%以上で35得点以上を7試合続けて記録したことになった。

 これは1試合100得点のNBA最多記録を保持するウィルト・チェンバレンが1960年と61年の両シーズン(ともに所属はウォリアーズ)に2度マークしていた「6試合連続」を上回るNBA史上初の出来事。今季通算では51・7%だが、この7試合での平均成功率は60・7%に跳ね上がっている。

 デローザンの活躍で5連勝を飾ったブルズは東地区全体2位から、試合のなかったヒート(37勝21敗)と入れ替わって首位に浮上。敗れたキングスは22勝38敗となった。

 西地区首位でリーグ最高勝率を誇るサンズは地元フェニックス(アリゾナ州)で同最下位のロケッツに苦しみながらも124―121(前半59―67)で競り勝って7連勝で48勝10敗。ここ19戦では18勝を挙げて球宴前の前半戦を終えた。

 西地区全体2位のウォリアーズは地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で6位のナゲッツに116―117(前半63―54)で敗れて42勝17敗。第4Q残り6秒にステフィン・カリー(33)の3点プレーで116―114と2点をリードしたものの、ナゲッツのモンテイ・モリス(26)に3点シュートによるブザービーターを決められてここ5戦では4敗目を喫した。

 西地区全体9位に沈んでいるレイカーズは地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で4位のジャズを106―101(前半46―53)で退けて27勝31敗。レブロン・ジェームズ(37)が33得点をたたきだし、チームの連敗を3で阻止した。

 敗れたジャズは36勝22敗。ドノバン・ミッチェル(25)が37得点を記録したものの、チームの連勝は6で止まった。

 <16日の結果>
ホークス(28勝30敗)130―109*マジック(13勝47敗)
ピストンズ(13勝45敗)112―111*セルティクス(34勝26敗)
*ペイサーズ(20勝40敗)113―108ウィザーズ(26勝31敗)
ネッツ(31勝27敗)111―106*ニックス(25勝34敗)
*ブルズ(38勝21敗)125―118キングス(22勝38敗)
トレイルブレイザーズ(25勝34敗)123―119*グリズリーズ(41勝19敗)
ラプターズ(32勝25敗)103―91*ティンバーウルブス(31勝28敗)
スパーズ(23勝36敗)114―106*サンダー(18勝40敗)
*サンズ(48勝10敗)124―121ロケッツ(15勝41敗)
ナゲッツ(33勝25敗)117―116*ウォリアーズ(42勝17敗)
*レイカーズ(27勝31敗)106―101ジャズ(36勝22敗)
 *はホームチーム

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