平野歩夢 引退ホワイトと抱擁「マジでいい滑りだったと」 五輪3度王者に敬意「リスペクトしています」

[ 2022年2月11日 14:36 ]

セレモニーに臨んだ平野歩夢(ロイター)

  スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が11日、北省張家口の雲頂スノーパークで行われ、平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルを獲得した。五輪史上初の大技「トリプルコーク1440」を成功させるなどし、スノーボードでは日本史上初の金メダル、日本勢で冬季五輪初の3大会連続メダルとなった。

 五輪3度の王者で、4位に終わった今大会を最後に引退するショーン・ホワイト(35=米国)と抱擁した際には「自分のことを褒め称えてくれていて、マジでいい滑りだったというか、そんなことを言ってくれました」と明かした。

 ホワイトについて「結果どうこうではないというのが、僕とショーンの中ではうっすらつながっていると思っていて。毎回会う度に声を掛けてくれるし、自分にできない経験を彼はして、この場でチャレンジしたと思うので、そういう背中はリスペクトしています」と敬意を口にした。

 「今日こういう演技につながったのも弟(海祝)がいたり、ショーンがいたり、背中を押してくれたと思う。彼はいつまでも結果どうこうではなくて、この場に立っていることが、本当に凄いことだと思うし、彼しかできないことをやっていると思います」と語った。

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