最後の福岡国際マラソン 設楽悠太が20キロ付近で途中棄権

[ 2021年12月5日 13:10 ]

<福岡国際マラソン>スタートしトラックを走る設楽(右)(撮影・岡田 丈靖)
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 24年パリ五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」選考会を兼ねた第75回福岡国際マラソン(平和台陸上競技場発着)は5日に行われ、20年3月の東京マラソン以来となるマラソンに臨む元日本記録保持者の設楽悠太(29=ホンダ)が20キロ付近で途中棄権した。

 先頭集団で走っていた設楽は、15キロ付近で集団から少し遅れる場面が。再び先頭集団に戻ったが20キロ付近で走るのをやめると、関係者に手でバツサインを示してレースから離れた。

 福岡国際は五輪や世界選手権の男子日本代表選考会を兼ねた大会として開催され、過去には1978年大会から瀬古利彦が3連覇を達成。18年大会では服部勇馬(28=トヨタ自動車)が日本人選手として14年ぶりに優勝。コロナ下で行われた20年大会は吉田祐也(24=GMOインターネットG)が制した。市民参加型の大規模大会に比べ、エリート選手のみの大会は不採算となったことなどにより、今年の大会を最後に終了する。

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