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帝京大が3季ぶり10度目V、全勝で完全復活へのろし 関東大学ラグビー対抗戦

[ 2021年12月5日 05:30 ]

<帝京大・慶大>全勝で対抗戦通算10度目の優勝を決めた帝京大(撮影・篠原岳夫)
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 関東大学ラグビー対抗戦Aグループは4日、秩父宮で行われ、帝京大が64―14で慶大を下し、7戦全勝で3季ぶり10度目の対抗戦優勝を果たした。前半は7点リードで折り返すも、後半は大量6トライを奪い守っても無失点。09~17年度に全国大学選手権で前人未到の9連覇を達成した王者が、完全復活へののろしを上げた。4季ぶり10度目の優勝を目指す大学選手権は、今月26日の準々決勝(秩父宮)から登場する。

 記念撮影ではメンバー全員が対抗戦10度目制覇を表す“両手パー”をした。3季ぶりのタイトル、何より最大の目標である大学日本一へ確かな手応えをつかむ優勝。岩出雅之監督も会見冒頭から「大学選手権はよりたくましくなったチームで臨みたい」と先を見据えた。

 大一番だった明大との全勝対決後、指揮官から与えられた「徹底」の言葉を80分間体現した。前半は慶大のタックルに食い込まれるシーンが目立ったが、「プレーをやりきることが“徹底”。そこを意識した」とゲーム主将を務めたフランカー上山。FWを中心にフィジカル勝負で消耗戦に持ち込むと、7点リードで迎えた後半は相手が息切れ。一挙6トライで畳みかけ、「思い切ったプレーができた。選手権につながるいいゲーム」と充実した表情を浮かべた。

 近年は伝統校の巻き返しに遭ったが、リクルートと激しい内部競争がかみ合って今季の戦力は充実していた。FWの先発は8人中4人がフッカー江良、フランカー青木ら2年生以下。プロップとは思えない走力で1トライにアシストと活躍した奥野は、細木主将の欠場で得たチャンスで結果を残した。「たくさん苦労があったが、乗り越えてたどり着いたうれしさがある」と奥野。中村亮土や姫野和樹ら、日本代表を次々に輩出したV9時代を思わせる戦力の厚みが今の帝京大にはある。

 赤いジャージー姿の仲間に囲まれ、一人ブレザー姿で記念撮影に納まった細木は「今年一年、勝ちにこだわってきた」と話す。大学日本一を知る世代がいなくなった帝京大。飢えた気持ちを前面に、選手権でも愚直に白星を目指す。 

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