リー・エルダーさん死去 87歳 マスターズに黒人として初出場

[ 2021年12月1日 05:30 ]

リー・エルダーさん(AP)
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 米男子ゴルフのPGAツアーは29日、1975年に黒人として初めてメジャー大会のマスターズに出場したリー・エルダーさんが28日に死去したと発表した。87歳。死因などは公表されていないが、呼吸器系に問題を抱えていたという。

 エルダーさんは74年に米ツアー初勝利を挙げ、それまで白人のみで競われていたマスターズに招待された。結果は予選落ちだったが、後の黒人会員受け入れや97年のウッズ初優勝などにつながる歴史を切り開いた。ツアーでは通算4勝だった。

 今年4月のマスターズでエルダーさんとともに始球式にあたる「名誉スターター」を務めたジャック・ニクラウスさんは、ツイッターに「ゴルフ界はヒーローを失った。いい選手だっただけでなく、多くの人に尊敬される人間だった」とつづった。

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