フェアリージャパン2種目で銅 有終の美に杉本「幸せな気持ち」

[ 2021年11月1日 05:30 ]

新体操 世界選手権最終日 ( 2021年10月31日    北九州市・西日本総合展示場 )

新体操・世界選手権 団体種目別ボールで銅メダルを獲得し、手を振る日本チーム
Photo By 代表撮影

 団体種目別決勝が行われ、杉本早裕吏(25=トヨタ自動車)、松原梨恵(28=東海東京FH)、鈴木歩佳(22=日体大)、稲木李菜子(18=東京・駒場学園高)、今岡里奈(18=東女体大)で臨んだ日本はボールで44・500点、フープ・クラブで40・900点をマークし、ともに銅メダルを獲得した。両種目とも前回19年大会に続く表彰台。ボールはRGF(ロシア連盟)が46・000点で頂点に立ち、フープ・クラブはイタリアが42・275点で制した。

 新生フェアリージャパンが、有終の美で自国開催に花を添えた。大会最終日に2個のメダルを獲得。主将の杉本は2種目目フープ・クラブの演技を終えると「いろんな思いが込み上げた。幸せな気持ち」と感慨深い表情を浮かべた。1種目目のボールでは落下のミスがあったが、引きずらずに最後まで堂々と演技した。

 団体8位に終わった東京五輪からメンバーが2人代わり、ともに18歳で初代表の今岡と稲木が加入。今岡は1メートル72の長身を生かし、稲木はスピード感を武器に持ち味を発揮した。今大会をもって退任する山崎浩子強化本部長(61)は「次の世代にバトンを渡すことができた」と24年パリ五輪へ弾みをつけたことをアピールした。

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2021年11月1日のニュース