元ジャパンの司令塔、京産大・広瀬佳司監督がコロナ活動休止乗り越えて初陣星「非常に不安だった」

[ 2021年10月9日 14:05 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節最終日   京産大41―20立命大 ( 2021年10月9日    滋賀県・布引陸上競技場 )

<京都産業大・立命館大>後半 左中間にトライする京都産業大・福西(中央)(撮影・成瀬 徹) 
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 京産大の広瀬佳司新監督(48)が初勝利を挙げた。立命大に3点のリード(7―10)を許して迎えた後半、アタックに勢いが出た。PGで6点差に広げられたものの、ロックのラウシー、フランカー三木が食い込み、序盤で1点差に詰め寄る。10分すぎには、ラウシーがゴール前でパワーを見せて逆転トライ。チームはフィジカルの強さで前に出ながら、SO家村のキックが攻撃にアクセントを加えて、主導権を完全に握った。

 新型コロナウイルス感染者の影響で8月から1カ月、チーム活動ができなかった。初戦のはずだった摂南大戦が延期になり、これが今季初戦。調整に懸念を抱えながら、後半だけで5トライを挙げて、開幕戦白星発進の立命大に快勝した。4トライ以上のボーナス点付きの勝利で勝ち点5を手にした。

 大学OBで、元日本代表の司令塔で、トヨタ自動車でも監督を務めた広瀬監督は、初陣星。「3カ月ぶりの試合で、非常に不安だった。前半は立命大にゲームプランをさせてもらえなかった。後半は学生が修正してくれて、うちらしいアグレッシブなラグビーをしてくれて非常に満足している」と学生をねぎらった。

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