飛ばし屋チャン・キムが逃げ切りVで今季2勝目！賞金ランク首位浮上

男子ゴルフツアー　バンテリン東海クラシック最終日 （ 2021年10月3日    愛知県　三好CC西C＝7300ヤード、パー71 ）

優勝したキムはカップを掲げ笑顔（撮影・井垣　忠夫）
Photo By スポニチ

　首位スタートのチャン・キム（31＝米国）が5バーディー、3ボギーの69で回り、通算14アンダーで逃げ切り勝ち。昨年12月の日本シリーズに続く今季2勝目、日本ツアー通算6勝目を挙げた。この優勝で今季の獲得賞金は9000万円を超え、初の賞金王へ賞金ランク首位に浮上した。大槻智春（31＝真清創設）、池田勇太（35＝フリー）、香妻陣一朗（27＝国際スポーツ振興協会）が通算12アンダーの2位に入った。

　池田、岩田、香妻、大槻…2位が目まぐるしく代わる一日も首位は不動。キムが一度も並ばれることなく今年初勝利を手にした。

　「不得意コースで勝てたのは自信になります」。トリッキーな三好では19年大会の19位が最高。333ヤードを飛ばして前日のドライビングコンテストを連覇した飛ばし屋には厚い壁だったが、380ヤードの14番パー4では1Wでフェアウエーを捉え、42ヤードをウエッジで80センチにつけてバーディー。「方向性が良くなった」と前週投入した新1Wもキムの攻撃ゴルフを後押しした。

　これで賞金王レースも4位から首位に浮上し、日本開催の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ出場も確定。コロナ禍による移動制限を考えて今季は米ツアー挑戦を見送り、日本に専念。実りの秋へさらにギアを上げていく。