白鵬との初顔合わせ取材で食らった「後の先」、難問クリアされ支離滅裂に

[ 2021年9月28日 05:30 ]

06年5月、大相撲夏場所で初優勝を飾り、支度部屋で父のジジド・ムンフバトさん(手前右)らと賜杯を手に喜ぶ白鵬
Photo By 共同

 【記者フリートーク】07年1月、相撲担当復帰した最初の取材相手が当時大関の白鵬だった。朝青龍全盛期に加え、白鵬は前の場所が全休。幸いにも1対1になれた。

 年下とはいえ、取材も最初の立ち合いが肝心。当たり負けしないようにとぶちかますが、白鵬が「年当てましょうか?40歳でしょ」と突拍子もなくかましてきた。何を隠そう、相撲界でも通用しそうな小デブちゃんの風体。実年齢より若く見られることが多かったが、初対面の白鵬が提示した年齢は見事に的中。酒席での正解率10%の難問を簡単にクリアされて狼狽(ろうばい)し、初場所前の取材も相手ペースにはまって支離滅裂。ろくな原稿にならなかった。

 白鵬は立ち合いでの「後の先(ごのせん)」を追求していることでも有名だった。一瞬遅れて立っても当たった後は先に立っている奥義で双葉山が得意とした。相撲界では「稽古場でできないことは場所でもできない」とよく言われるが、当時21歳が取材対応で実践していたとは恐るべし。(01~03、07~11、21年~担当・黒田健司郎)

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