正代が連勝で同じ29歳・照ノ富士の独走に待った 「1敗を守って、後半まで争っていけたら」

[ 2021年9月15日 05:30 ]

大相撲秋場所3日目 ( 2021年9月14日    両国国技館 )

正代(奥)が寄り切りで北勝富士を破る
Photo By 共同

 大関・正代が北勝富士を寄り切って白星を先行させた。黒星発進も徐々に力強さが戻り2連勝。同じ年でもある新横綱の独走を許さない覚悟を示した。照ノ富士は隆の勝を寄り切りで退け三役以上で唯一の3連勝。カド番の大関・貴景勝は小結・逸ノ城の上手投げに屈し3連敗と苦しくなった。平幕の全勝は霧馬山、阿武咲ら6人。

 ちょうど1年前の秋場所で初優勝と大関昇進を果たした正代の原動力は、相手を根こそぎもっていくような馬力だ。最近は鳴りを潜めていたが、この日は力強い出足で難敵の北勝富士に圧勝。「流れがいい方向に向いてくれるかな」と好転の兆しをつかんだ。

 相手の当たりをどっしりと受け止め、手首からうまく左をのぞかせた。ぐいぐいと前進しながら最後は右をねじ込み、もろ差しの体勢。何もさせずに寄り切った。土俵下の伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「圧力がかかっていた。前に出る相撲ならいい感じでしょう」と及第点を与えた。

 同じ91年11月生まれの照ノ富士は内臓疾患や両膝の大ケガで序二段まで転落しながら、不屈の精神で頂点をつかんだ。刺激を受けるには十分だっただろう。普段は控えめな男が「1敗を守って、後半まで争っていけたら」と珍しく欲をうかがわせた。思い出深い秋の陣で、新横綱の独走を許すつもりはない。

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