柔道阿部兄妹「兄妹で2連覇」24年パリ五輪へ気持ち新た 寝具寄贈式に出席

[ 2021年9月8日 15:19 ]

<エアウィーヴ選手村寝具寄贈式>金メダルを披露する阿部一二三と阿部詩(撮影・吉田 剛)
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 東京五輪の柔道で史上初の兄妹同日金メダル獲得の快挙を達成した男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)、女子52キロ級の詩(日体大)兄妹が8日、東京都内で五輪選手村で使用された寝具の寄贈式に出席した。選手村では大会オフィシャル寝具パートナーのエアウィーヴ社が五輪に1万8000床、パラリンピックに8000床の寝具を提供。このうちリサイクルに回る段ボールベッドと掛け布団を除くマットレス、枕、リネン類が、各種団体や企業に寄贈される。

 この日の寄贈式では寄贈先となる国立青少年教育振興機構と東京リハビリ協会の代表者が出席し、目録が手渡された。阿部兄妹は同社とスポンサー契約を結んでおり、自宅でも同社の寝具を使用。一二三は「施設で質の高い睡眠を経験してもらい、若い世代の活躍を願っている」、詩も「障がいを抱えている方にも上質な睡眠をしてもらいたい」とコメントした。

 五輪閉幕からこの日でちょうど1カ月となったが、近況については「自宅にいることが多い」と口をそろえた。今後の実戦復帰のめどは立っていないが、次の目標については一二三が「(24年の)パリで2連覇すること、兄妹で2連覇して、新たな歴史を作りたい」と宣言すれば、詩も「さらに強くなって、パリで2連覇、兄妹で2連覇したい」と応じた。

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2021年9月8日のニュース