五輪銀・萌寧 猛チャージ「66」苦手コースに適応、2差2位に上昇

[ 2021年8月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第2日 ( 2021年8月27日    北海道 小樽CC=6695ヤード、パー72 )

18番、セカンドショットを放つ稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
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 東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22=都築電気)は6位から出て7バーディー、1ボギーの66をマークし通算9アンダーに伸ばし、首位と2打差の2位に浮上した。65で回った全美貞(38=韓国)が通算11アンダーで単独首位に立った。

 東京五輪銀メダリストが優勝戦線に浮上してきた。66でホールアウトした稲見は「スコアは良かったと思う」とうなずいた。

 2番で残り150ヤードから6Iで1メートルへ。3番は5メートルを沈めて連続バーディー。後半も勢いは衰えず、パー5の13番で巧みなアプローチを披露。14番は残り106ヤードからPWで70センチにぴたり。15番は10メートルのロングパットをねじ込んで3連続バーディーを奪った。

 「練習ラウンドは今年一番くらいスイングがうまくいかなかった。2日間何とかなっているけど、練習場では悩みながらやっている」とショットへの不信感は消えていない。それでもコースではしっかりアジャストした。

 この大会は2年ぶり2度目の出場。19年は初日に75を叩き2日目開始前に体調不良で棄権した。小樽CCには「苦手意識がある」と強調していた。初の予選通過で今季7勝目に向け視界も開けた。「予選突破できたのがうれしい。明日からは楽しく回れたら良い」と笑顔がはじけた。

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2021年8月28日のニュース