大坂なおみ オンライン記者会見中に涙、一時退席も…落ち着きを取り戻してから再開

[ 2021年8月17日 11:36 ]

大坂なおみ
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 女子テニス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)が16日、米オハイオ州シンシナティで行われたウエスタン・アンド・サザン・オープンのオンライン記者会見に臨み、涙を見せて一時退席する場面があった。

 約3カ月ぶりとなった会見で、地元記者からメディアとの関係性を問われると、大坂はしばらく考えてから語り出した。

 「私は若い頃からメディアに注目され続けてきた。それは自分のバックグラウンドも関係していると思う。ツイートや発言が注目されるのは、私はどうすることもできない。どうバランスを保ったらいいのか、まだ分からない。記者の皆さんと同じように、それを理解しようとしている」。

 涙を拭い、サンバイザーのつばを下げて顔を隠した。進行役が会見を中断し、大坂は1度退席したが、落ち着きを取り戻してから再開した。

 会見では父親の出身地のハイチで地震が発生したため、今大会の賞金を寄付することにも触れ、「もっと何ができるか考えているが、関心を集めるために真っ先に思い付いた」と説明。東京五輪で心の健康を訴え棄権した体操女子のシモーン・バイルス(米国)にメッセージを送ったことなども語った。

 大坂は5月の全仏オープンで記者会見に応じず、長くうつに悩まされていたことを明かして大会を棄権していた。その後のウィンブルドン選手権も欠場し、東京五輪で復帰したが、3回戦で敗退した。

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2021年8月17日のニュース