バスケ女子日本、45年ぶり3桁得点で8強 指揮官も「自信持って進んでいける」

[ 2021年8月3日 05:30 ]

東京五輪第11日 バスケット女子1次リーグ   日本102ー83ナイジェリア ( 2021年8月2日    さいたまスーパーアリーナ )

<日本・ナイジェリア>準々決勝進出を決め、喜ぶ日本の選手たち
Photo By 共同

 日本が1次リーグ最終戦でナイジェリアに102―83で快勝し、2勝1敗で2大会連続の8強入りを決めた。4日の準々決勝ではベルギーと対戦する。

 外からのシュートが面白いように決まり、3点シュート39本中19本を成功。日本女子が五輪で100点以上に乗せたのは76年モントリオール五輪のカナダ戦(○121―89)以来2度目となった。町田瑠唯(28=富士通)は女子五輪史上最多タイ記録の15アシストをマーク。96年アトランタ五輪で米国のテレサ・エドワーズがオーストラリア戦で記録した数字に並んだ。

 7本の3点シュートを決めてチーム最多23得点の林咲希(26=ENEOS)は「自分の3点シュートで流れを持ってこられて良かった」と胸を張った。16年リオ五輪は準々決勝で米国に64―110で大敗。記録ずくめの白星で初の4強入りに王手をかけ、トム・ホーバス監督(54)は「3点シュートがさみだれ式に決まり、いいバスケができた。次の試合に自信を持って進んでいける」と手応えを口にした。

 《桃仁花、父の母国に3点シュート決めた》オコエ桃仁花は「お父さんも楽しみにしている」と待ち望んだ父の母国ナイジェリアとの一戦で、3得点と2つのブロックショットを決めた。最終クオーター終盤に3桁得点突入となる3点シュートを決め「得点を決めて終わりたかった。うれしかった」と喜んだ。プロ野球・楽天の兄・瑠偉同様に高い身体能力を持つ。今後は出番が増えそうで「相手が強くなると自分の力が必要とされる。チームの力になりたい」と意気込んだ。

続きを表示

2021年8月3日のニュース