琴ノ若、1敗死守　「体が動いてくれた」土俵際で粘り発揮5勝

大相撲名古屋場所6日目 （ 2021年7月9日    ドルフィンズアリーナ ）

琴ノ若（左）が突き落しで徳勝龍を破る
Photo By 共同

　土俵際での強さを見せた琴ノ若が5勝目を挙げた。徳勝龍に右四つで攻め込まれたが、体を開いて右突き落とし。「体が動いてくれた」と安どした。

　これで、白鵬と照ノ富士を平幕でただ一人1敗で追う展開に。祖父が元横綱・琴桜（故人）で、師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）を父に持つ有望株は、先場所が13日目から3連敗で7勝8敗に終わっただけに「出し切って結果につなげたい」と力を込めた。