照ノ富士 綱獲り初日は“因縁”遠藤戦 先場所V争い14日目に軍配差し違えで黒星

[ 2021年7月3日 05:30 ]

稽古する照ノ富士(右)=日本相撲協会提供
Photo By 共同

 日本相撲協会は2日、名古屋場所(4日初日、ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、初日、2日目の取組を決めた。綱獲りの大関・照ノ富士(29=伊勢ケ浜部屋)は初日に平幕の遠藤(30=追手風部屋)と対戦する。

 緊張の綱獲り初日。照ノ富士は難敵を迎えることになった。過去の対戦は4勝5敗。夏場所14日目の対戦では、土俵際の際どい勝負となり軍配差し違えで敗れた。1年4カ月ぶりの地方開催。この日取材に応じた師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は部屋にケガを抱えている関取衆が多く、相撲を取る稽古が十分ではないと説明した上で「やれることをしっかりやり、結果はその後に付いてくる」と期待した。

 3月の春場所、5月の夏場所を制しており、直近6場所で3回優勝と安定感は抜群。師匠は審判部長として「優勝も2回続けているし、それに準ずる成績であれば十分可能性はある」と昇進の条件の見解を示した。

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2021年7月3日のニュース