ウィザーズがレイカーズを撃破 八村は12得点 第3Qに豪快なダンクも披露

[ 2021年4月29日 11:13 ]

第3Q、速攻からレイカーズのデービスをかわして右手でダンクをたたき込む八村(AP)
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 NBA東地区全体10位のウィザーズは28日、地元ワシントンDCで西地区全体5位のレイカーズと対戦し、116―107(前半61―55)で勝って28勝34敗。昨季王者のレイカーズに対しては2月22日に敵地ロサンゼルスで延長の末に127―124で勝っており、今季は2戦2勝となった。

 ここ10戦では9勝目。東地区全体11位のブルズが4位ニックスに94―113で敗れて26勝36敗となったために、ウィザーズは残り10試合となった段階で、12位のラプターズ(26勝36敗)を含めてプレーオフ進出への「最後の枠」を争う両チームに2ゲーム差をつけた。

 今季のプレーオフは地区全体の7~10位がレギュラーシーズン終了後に「プレー・イン・トーナメント」を行い、7位と8位、9位と10位がそれぞれ対戦。前者の敗者と後者の勝者が顔を合わせて「第8シード」を争うが、そのプレーオフ進出に可能性を残す下限の地区10位の座を巡ってウィザーズ、ブルズ、ラプターズの3チームがバトルを繰り広げている。
 
 ウィザーズのラッセル・ウエストブルック(32)は18得点、18リバウンド、14アシストで今季30回目のトリプルダブルを達成。通算では176回目となり、オスカー・ロバートソン(ロイヤルズほか)が保持しているNBA記録(181)にあと「5」と迫ってきた。

 得点部門の1位に返り咲いたブラドリー・ビール(27)はFGを18本中11本(うち3点シュートは5本中3本)成功させてチーム最多の27得点。ただし今季の平均得点は前日までの31・4から31・3にダウンしたために、2位のステフィン・カリー(33=ウォリアーズ)との差は「0・1」に縮まった。

 復帰2戦目となった八村塁(23)は30分の出場でフィールドゴール(FG)を8本中本4成功させて12得点。第3Qの3分6秒には速攻から右サイドを疾走し、ビールのバックコートからのロングパスを受けたあと、追走してきたレイカーズのアンソニー・デービス(28)をかわして右手で豪快なワンハンド・ダンクをたたき込んだ。

 レブロン・ジェームズ(36)を20試合連続で欠くレイカーズは後半で勝機をつかめず36勝26敗。復帰4戦目となったデービスは31分の出場で26得点、センターのアンドレ・ドラモンド(27)は17得点と11リバウンドを稼いだものの、ジェームズ離脱後は8勝12敗となった。
 
 東地区では2位の76ersが地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で5位のホークスを127―83(前半67―39)で退けて41勝21敗。1位ネッツに続いてプレーオフ進出を決めている。

 なおウィザーズは31日に敵地クリーブランド(オハイオ州)でキャバリアーズ(21勝41敗)と対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分29秒=2得点)
(1)54秒・正面でプルアップからジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(2)2分35秒・右サイドからのドライブでレイアップ。ドラモンドにブロックされる=×
 ▼第2Q(出場11分6秒=6得点)
(3)1分11秒・左サイドから3点シュート=×
(4)2分2秒・正面やや右でプルアップからジャンプシュート=×
*2分57秒・フリースロー2本=〇〇
(5)4分6秒・クーズマとの1対1。正面からペイント内にドリブルしたあとステップバックでジャンプシュート=〇
*9分10秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第3Q(出場7分45秒=2得点)
(6)3分6秒・速攻から右サイドを疾走。ビールのロングパスを受け、デービスをかわして右手でダンク=〇(アシスト・ビール)
 ▼第4Q(出場7分21秒=2得点)
(7)6分31秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=〇
(8)9分48秒・ゴール下でシュートに持ち込むもブロックされる=×

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