NBAの得点王争いが激化 カリーは大敗で27得点どまり 1位の座をビールに明け渡す

[ 2021年4月28日 14:43 ]

頭を抱えるウォリアーズのカー監督と戦況を見守るカリー(AP)
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 NBAは27日に各地で6試合を行い、西地区全体10位のウォリアーズは地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で同6位のマーベリクスに103―133(前半29―62)で大敗。第1Qの3分20秒から第2Qの1分0秒までノースコアという屈辱的な敗戦で、最大43点差をつけられたためにステフィン・カリー(33)の出場は第3Qまでの30分にとどまった。

 カリーは3点シュートを9本中5本を成功。すでに3点シュートの月間新記録を樹立していたが、その記録をあと1試合残した段階で「90」に伸ばした。

 ただし前週にリーグ1位に浮上していた今季の平均得点は31・3から31・2にダウン。試合のなかった2位ブラドリー・ビール(27=ウィザーズ)は31・4で、カリーは「0・2」の差をつけられてスコアリング・リーダーの座を譲った。

 NBA得点部門の過去における最少点差は、1977年シーズンに得点王となったジョージ・ガービン(スパーズ=27・195)と2位デビッド・トンプソン(ナゲッツ=27・150)の0・045。80試合に出場したトンプソンはあと4点を加えていれば得点王だった。

 マーベリクスは第3Q終了時点で39点差をつけて快勝。ルカ・ドンチッチ(22)が39得点を稼いでチームを引っ張り、ここ9戦で7勝目を挙げて34勝27敗となった。

 サンダーは敵地ボストンで東地区全体6位のセルティクスを4点差で下して連敗を14でストップ。4月になってようやく初勝利をものにした。

 ティンバーウルブスは敵地ヒューストンでロケッツに勝って3連勝。4月は7勝8敗と善戦しており、敵地でのこのカードの連敗を14で阻止した。

 西地区全体7位のトレイルブレイザーズはペイサーズを退けて連敗を5で阻止。東地区全体3位のバックスはホーネッツを下し、ここ4戦で3勝を稼いでいる。

 なお27日までに東地区全体首位のネッツ(42勝20敗)と、西地区全体首位のジャズ(44勝17敗)の地区6位以内が確定。今季は7~10位がプレーオフ進出のための「プレー・イン・トーナメント」を行うが、6位までは無条件にポストシーズンに突入するため、ネッツとジャズのプレーオフ進出が確定している。

 <27日の結果>
サンダー(21勝41敗)119―115*セルティクス(32勝30敗)
バックス(38勝23敗)114―104*ホーネッツ(30勝31敗)トレイルブレイザーズ(33勝28敗)133―112*ペイサーズ(29勝32敗)
ネッツ(42勝20敗)116―102*ラプターズ(26勝36敗)
ティンバーウルブス(19勝44敗)114―107*ロケッツ(15勝47敗)
マーベリクス(34勝27敗)133―103*ウォリアーズ(31勝31敗)
 *はホームチーム

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