内藤雄士の90切りゴルフ【第1回 ドライバーショットでボールをつかまえる】

[ 2021年4月16日 12:00 ]

内藤雄士コーチ(左)と野田すみれ
Photo By スポニチ

 アベレージゴルファーにとってスコアの90切りは大きな壁です。ボギーペースより良いスコアで回ることが難しいのは確かですが、ちょっとしたヒントでその壁を越えられることも事実です。カリスマコーチの内藤雄士氏がそのヒントを紹介します。内藤コーチは昨年、日本プロゴルフ協会のティーチングプロの資格も取得し、その理論をさらに進化させています。第1回はドライバーショットでボールをつかまえる方法です。雑誌のグラビアなど芸能活動とゴルフの二刀流で活躍中の野田すみれさんがアシスタント役を務めます。

 内藤 野田さんは1Wは得意なクラブですか?

 野田 割と得意な方だと思いますが、たまにチーピンが出てしまいます。

 内藤 ボールがつかまり過ぎるんですね。ただ、90切りを目指す人は、逆につかまらないことが多いと思います。アウトサイドインの軌道でスライスを打つパターンですね。その原因は構え方にあります。アドレスした際、右肩が前に出て、右肘が外側を向く形になっていることが多いんですよ。結果、肩のラインが目標の左を向いて、そのままテークバックを行うと、アウトサイドにクラブが上がるというわけです。

 野田 確かに右肩が前に出るアドレスは、アベレージゴルファーによく見られますね。

 内藤 本来、バックスイングでは右肘が畳まれて、体がターンすることでトップ・オブ・スイングがつくられます。しかし、右肘が外側を向いていると、うまく畳むことができません。そのためアウトサイドにクラブが上がってしまいます。

 野田 どうして右肩が前に出て、右肘が外側を向くのでしょう?

 内藤 クラブを握るときに右手の方が左手よりも低い位置にくるからです。野田さんのようにジュニアからゴルフを教わっている人は、右脇を締め、右肘を下に向けた状態でクラブを握りますが、大人になってゴルフを始めた人は、その事に注意しないので、右肩が前に出て右肘が外側を向く傾向が強いんです。この形で構えると、その後でどこを意識したとしてもスイングは良くなりません。正しいスイングを身につけるためには、アドレスが9割以上を占めると考えましょう。

 野田 どう修正すればいいですか?

 内藤 アドレスの形をつくったら、一度右手だけをクラブから離し、右肩からダランと右腕を垂らして下さい。次に右肩が内側に入らないように、右の肩甲骨を背骨側に引っ張ります。手のひらを正面に向けると、自動的に右肘は背中側を向くので、その形のままクラブを握りましょう。あとは右脇を締めると、肩のラインは目標を向くようになります。

 野田 実際に試してみると、確かにボールがつかまる感じはありますね。

 内藤 野田さんの場合、元々つかまるタイプなので、少し引っかけ気味のミスが出るかもしれません。ただ、そういう人は右手の親指と人差し指でできるV字がどこを向いているのかをチェックしてみましょう。引っかける人はV字が右肩よりも右を向いているはずです。それを首と右肩の間を指すようにするだけで、引っ掛けからドローボールに変わります。

(取材協力・千葉国際カントリークラブ【PGM】)


 ◆内藤 雄士(ないとう・ゆうじ)1969年(昭44)9月18日生まれ、東京都出身の51歳。日大ゴルフ部出身。米サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学び、98年からプロを教えるプロコーチとして活躍。丸山茂樹の米ツアー優勝に貢献し、矢野東、谷原秀人ら多くのトッププロを指導。

 ◆野田 すみれ(のだ・すみれ)1999年(平11)2月8日生まれ、東京都出身の22歳。日本女子大卒。3歳でゴルフを始め世界ジュニアの日本代表に10年から3度選出。11年にハワイ・パールオープン・ジュニアで優勝。1メートル57。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年4月16日のニュース