古賀稔彦さん死去 野村忠宏沈痛「尊敬する大先輩、いまだに信じられません」

[ 2021年3月24日 12:29 ]

野村忠宏
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 「平成の三四郎」と称されたバルセロナ五輪の柔道男子71キロ級・金メダリストの古賀稔彦さんが24日、亡くなったことがわかった。53歳だった。

 アトランタ五輪日本代表でともにメダルを獲得し、柔道界をけん引した野村忠宏氏(46)がTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)で電話取材に応じ、コメントした。

 「バルセロナ五輪で、古賀選手がケガをかかえながら不屈の闘志・豪快な柔道で金メダルを獲得した姿を見た瞬間、私にとって憧れの選手になりました。同じアトランタ五輪では、柔道日本代表として協議に取り組む姿勢や厳しさを身をもって教えていただいた尊敬する大先輩です。指導者としてもまだまだ柔道界を盛り上げてほしかったし、平成の三四郎の早すぎるご逝去がいまだに信じられません。ご逝去を悼み、心からご冥福をお祈り申し上げます」と沈痛を思いを寄せた。

 ◆古賀 稔彦(こが・としひこ) 1967年(昭42)11月21日、佐賀県生まれ。世田谷学園から日体大に進学。88年ソウル五輪男子71キロ級では3回戦で敗退したが、92年バルセロナ五輪で左ひざに大けがを負いながらも同級金メダルを獲得。96年アトランタ五輪では78キロ級で銀メダルを獲得。世界選手権も3度優勝。00年4月に現役を引退。全日本女子強化コーチや日体大助手などを経て4月から環太平洋大女子柔道部総監督を務めていた。

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