マフィ NTTコム退団でキヤノン移籍へ、シーズン中は異例もTL規約上問題なし

[ 2021年3月21日 05:30 ]

NTTコムを退団したマフィ
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 ラグビートップリーグ(TL)のNTTコムは20日、15、19年W杯日本代表のNo.8アマナキ・レレイ・マフィ(31)が同日付で退団したと発表した。チームによれば、マフィはコンディション不良を理由に今季は選手登録されておらず、ここまで出場がない。複数の関係者によれば、キヤノンへの移籍が有力。シーズン中の移籍が成立すれば、極めて異例のケースとなる。

 19年W杯では2試合に出場して史上初の8強入りに貢献したマフィは、昨季はシーズンが打ち切られるまでの全6試合に出場。その後、さらなる成長を求めて欧州の有力クラブへの移籍を目指したものの、新型コロナウイルスの影響もあり契約がまとまらず。残留が決まった後に膝を故障し、今季はリーグに選手登録されなかった。現在のコンディションは良好で、移籍が成立すれば試合に出場できる状態にあるという。

 TLの規約ではマフィは「日本国籍がなく(中略)日本協会の代表資格を有する者」に当たるカテゴリーBの選手かつ、今季はリーグで未登録だったため、NTTコム以外のチームから選手登録し、14日目以降の試合出場が可能となる。新天地で再びワールドクラスのフィジカルを見せる日が待たれる。

 ◆アマナキ・レレイ・マフィ 1990年1月11日生まれ、トンガ出身の31歳。5歳でラグビーを始め、10年に関西Bリーグの花園大に留学。14年4月にNTTコム入りし、同年11月のルーマニア戦で日本代表初キャップを獲得。15年W杯では出場3試合で2トライを記録し歴史的3勝に貢献。16年に英バース、17、18年に豪レベルズでプレー。日本代表通算27キャップ。1メートル89、112キロ。ポジションはNo・8。

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2021年3月21日のニュース