八村が初の3P4本成功で22得点もウィザーズは4連敗 平均得点は13点台に復活

[ 2021年3月16日 10:40 ]

G・アデトクンボをかわして3点シュートを放つウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズは15日、地元ワシントンDCで東地区全体3位のバックスと対戦。13日のこのカードで欠場していたブラドリー・ビール(27)とダビス・バターンズ(28)が復帰したものの122―133(前半55―69)で敗れて14勝24敗となった。最大26点差を第4Qに入って2度5点差まで詰め寄ったが、リードしたのは第1Q序盤のわずか15秒間のみで4連敗。13日は6点差での敗戦でこの日も終盤で追い上げたが強敵を倒すことはできなかった。

 13日に今季自己最多の29得点と11リバウンドを挙げていた八村塁(23)は37分の出場で、フィールドゴール(FG)を18本中9本決めて22得点と7リバウンド、5アシスト、1スティールをマーク。3点シュートは9本(自己最多タイ)放って4本を成功させ(今季成功率は33・7%)、第4Qの残り1分2秒に新人ガードのカシアス・ウィンストン(23)のパスを受けて正面やや右から決めたところで、1試合では自己最多の4本目(3本は過去4回記録)となった。

 八村は今季31試合目で通算408得点。今季の平均得点は今月に入って13点を下回っていたが平均13・2となって再び13点台に戻った。また今季の1試合平均のFG試投数は10・0だったが、13日とこの日のバックス戦ではともに18。2試合連続で18回以上のFGを試みたのもNBA2季目で初めてで、敗戦の中にあってこの2試合は八村の積極さが目立っていた。

 ビールは37得点をマークしたがバターンスは9得点どまり。13日の試合で42得点を稼いで今季11回目のトリプルダブルを達成していたラッセル・ウエストブルック(32)は23得点、5リバウンドと今季自己最多の17アシストを稼いだが勝利には結びつかなかった。

 バックスは4連勝で25勝14敗。ヤニス・アデトクンボ(26)は31得点、15リバウンド、10アシストで3試合連続のトリプルダブルを達成。クリス・ミドルトン(29)も23得点を稼ぐなどで勝利に貢献し、チームはここ10戦で9勝目を挙げた。

 なおウィザーズは17日にホーム5連戦の4戦目としてキングスと対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場7分44秒=4得点)
(1)2分24秒・右ベースライン際からのドライブ。ミドルトンをかわしてリバースサイドから左手でレイアップ=○(アシスト・レン)
(2)2分55秒・右サイドから3点シュート=×
(3)5分15秒・フリースローライン付近からジャンプシュートもアデトクンボにブロックされる=×
(4)5分44秒・カッターとして飛び込んでウエストブルックのパスを受けてゴール下=○(アシスト・ウエストブルック)
(5)7分15秒・右コーナー付近から3点シュート=×
 ▼第2Q(出場5分59秒=5得点)
(6)8分4秒・ペイント内でターンアラウンドからシュート=○(アシスト・ビール)
(7)11分57秒・右コーナー付近から3点シュート=○(アシスト・レン)
 ▼第3Q(出場10分3秒=8得点)
(8)58秒・右サイドからミドルトンとの1対1。プルアップからジャンプシュート=×
(9)3分35秒・左エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=×
(10)4分51秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・ウエストブルック)
(11)6分0秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・ビール)
(12)6分49秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○
(13)11分33秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場12分=5得点)
(14)4分6秒・右サイドから3点シュート=×
(15)4分13秒・オフェンスリバウンドからウエストブルックのパスを受けてゴール下=○(アシスト・ウエストブルック)
(16)7分58秒・左コーナーから3点シュート=×
(17)9分16秒・右コーナーから3点シュート=×
(18)10分58秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・ウィンストン)

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