ラプターズ5連敗 渡辺雄太は8分の出場で無得点 ロケッツは16連敗

[ 2021年3月15日 12:21 ]

ブルズの2選手リバウンドを争うラプターズの渡辺(AP)
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 NBAは14日に各地で9試合を行ったが、新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)によってパスカル・シアカム(26)やフレッド・バンブリート(27)ら5選手を欠いているラプターズは敵地シカゴ(イリノイ州)でブルズに95―118(前半49―58)で敗れて17勝22敗。先発したノーマン・パウエル(27)が32得点を挙げたが、チームは5連敗となった。カイル・ラウリー(34)は20得点を記録したものの、第4Q残り2分39秒、テクニカル・ファウルをコールされて退場。チームのフィールドゴール成功率は38・2%(3点シュートは26・7%)と低調で、ここ8戦では7敗目を喫した。

 渡辺雄太(26)は第2Qの出だしからコートに登場。このクオーターでは7分53秒のプレータイムで3リバウンド、2アシスト、1ブロックショットを記録したが、ゴール下で放った唯一のシュートはブルズのラウリ・マーカネン(23=213センチ)にブロックされた。後半に出場機会はなく結局無得点。今季出場25試合で無得点に終わったのは11回目となった。

 ブルズは17勝20敗。ドラフト全体4番目に指名した新人フォワードのパトリック・ウィリアムス(19)がチーム最多の23得点を稼ぎ、先発5人を含む9人が2ケタ得点を記録して3試合ぶりに白星をものにした。

 西地区全体首位のジャズは敵地サンフランシスコでウォリアーズに119―131(前半54―67)で敗れて28勝10敗。球宴に出場したセンター、ルディー・ゴベア(28)が24得点と自己最多の28リバウンドを稼いだものの、ここ4戦で3敗目を喫し、同2位サンズとのゲーム差は「2・5」となった。

 ウォリアーズは連敗を4で阻止して20勝19敗。この日が33歳の誕生日となったステフィン・カリーが6本の3点シュートなどで32得点を稼ぎ、このカードの連敗も5でくい止めた。

 ロケッツは地元ヒューストンでセルティクスに27点差で敗れて泥沼の16連敗。リーグ加盟初年度(当時の本拠地はカリフォルニア州サンディエゴ)となった1968年1月18日から2月16日にかけて喫したチームワーストの17連敗まであと「1」に迫った。ホームでも15シーズンぶりの7連敗。ロケッツは16日にヒューストンで現在5連勝中のホークスと対戦することになっている。

 東地区全体首位の76ersはセンターのジョエル・エンビード(26)を左膝の故障で欠きながらもスパーズに快勝して5連勝。東地区全体4位で昨季のファイナルに進出しているヒートはマジックに競り勝って4連勝を飾り、ここ11戦では10勝目を挙げた。

 <14日の結果>
*サンダー(17勝22敗)128―122グリズリーズ(17勝18敗)
*ウォリアーズ(20勝19敗)131―119ジャズ(28勝10敗)
*76ers(27勝12敗)134―99スパーズ(19勝16敗)
ヒート(21勝18敗)102―97*マジック(13勝26敗)
*ホークス(19勝20敗)100―82キャバリアーズ(14勝24敗)
セルティクス(20勝18敗)134―107*ロケッツ(11勝27敗)
*ティンバーウルブス(9勝30敗)114―112トレイルブレイザーズ(22勝16敗)
*ブルズ(17勝20敗)118―95ラプターズ(17勝22敗)
*ペリカンズ(17勝22敗)135―115クリッパーズ(25勝15敗)
 *はホームチーム

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