【玉ノ井親方 視点】貴景勝は先場所とは違う動き 踏み込み鋭く、減量でもパワー失わず

[ 2021年3月15日 19:54 ]

<大相撲3月場所 2日目>大栄翔(右)を攻める貴景勝(撮影・木村 揚輔)
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 カド番の貴景勝は、途中休場した先場所とは全く動きが違っている。大栄翔戦は立ち合いで当たった後に押し込まれたものの、その後の踏み込みが鋭かった。下から突き上げ、相手を押し上げるように前に出て流れをつかんだ。大栄翔の頭より低い姿勢で当たっていたので、いなしも効果的に決まった。先場所優勝した大栄翔の相撲が逆になったような内容だった。

 今場所の大関は、体重を17キロも落として臨んでいると聞く。実際に初日に土俵下で見た時は、随分絞ったなという印象だった。普通は急激にウエートを落とすと、体が軽くなりすぎて、相手に力が伝わりづらくなるものだが、大関にはそういうところが見られない。うまく減量しながら、パワーが落ちないように稽古やトレーニングを工夫した成果だろう。先場所は体重が重すぎて自分で思うように体を動かせず、アップアップしながら相撲を取っている感じだったが、今場所はどんどん前に出ていけている。大胆な減量もやって正解だったということだろう。まだ2日目が終わったばかりだが、このまま乗っていきそうな雰囲気だ。(元大関・栃東) 

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