【玉ノ井親方 視点】白鵬さすがの動きも「速い相撲」15日間の長丁場で取り続けられるかには不安

[ 2021年3月15日 05:30 ]

大相撲春場所初日 ( 2021年3月14日    両国国技館 )

大栄翔を寄り倒しで破り懸賞金の束を受け取った白鵬は気合の入った表情で引き揚げる(撮影・尾崎 有希)
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 白鵬は4場所ぶりの出場とは思えない動きの良さだった。右で張って、すぐに左を差し一気に前に出た。横綱の張り差しはいろいろと物議を醸すが、簡単にそれを食ってしまう相手も悪い。横綱が張り差しを狙ってくるのは予測できたわけだから、工夫が足りないと言われても仕方がない。

 大栄翔は張られて一瞬動きが止まった。初日の緊張感もあったと思うが、それだけ横綱の立ち合いが厳しかったということ。横綱は踏み込んだ後の動きも速かったし、立ち合いで勝負が決まった感じだった。

 久しぶりに土俵下で横綱を見たが、相当トレーニングや稽古を重ねてきたのだろう。上から下まで分厚い体になっていた。休場明けの初日に、先場所優勝した大栄翔に勝ったのは大きい。ただ、これでひと安心かというとそうでもない。この日のような速い相撲を取り続けられればいいが、そう簡単にはいかない。長い15日間、3場所も全休していた影響は必ずどこかで出てくるだろう。(元大関・栃東)

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