森会長「本当に情けないことを言った」、女性蔑視発言の責任取り辞任表明

[ 2021年2月13日 05:30 ]

東京五輪組織委 森会長辞任、川淵氏辞任辞退で白紙

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、あいさつする森会長(左)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は12日、都内で開かれた理事会と評議員会の合同懇談会で、女性蔑視発言の責任を取って辞任を表明した。

 会の冒頭で森会長は約15分にわたってあいさつ。「不適切な発言が原因で大変混乱をさせてしまった。多くの方に大変ご迷惑をお掛けしましたことを大変申し訳なく思います」と謝罪した。その上で「今日をもちまして会長を辞任しようと思います。大事なのは五輪を7月に開催すること。準備のために、私がいることが妨げになってはいけない」と理由を説明。「長い83年の歴史の中で、本当に情けないことを言ったもんだなと思う」と反省の言葉を述べた。

 その後は組織委発足以来の足跡を振り返ったが、最後は女性蔑視発言に関し「解釈の仕方ではあると思う。また悪く書かれるが、意図的な報道もあったと思う」と恨み節も。過去の会議では女性理事の名前を呼んで発言を促したこともあったといい、「女性蔑視の意図は毛頭ない」と釈明した。また、「誰かが老害、老害と言いましたけど“年寄りは下がれ”はいい言葉じゃない。老人もやっぱり日本、世界のために頑張っている。老人が悪いかのような表現は極めて不愉快な話。しかし、そんな愚痴を言っていてもしょうがない」と発言。無念さもにじませる場面もあった。

 11日には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らとの電話会談で辞意を伝え「ここまでよくやってくれた。まさに東京2020の大きな成果」とねぎらわれたという。今後に関しては「遅滞のないよう運営していかないと。新しい会長に仕上げをしてもらう」と語ったが、日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏を“後継指名”しながら白紙になった点には言及せず。最後は拍手に送られて退席し、会見にも姿を見せなかった。武藤敏郎事務総長は「会長はそれで十分と判断されたと思う」と説明し、相談役などのポストを用意するかとの問いには「現時点で話は出ていない」とかわした。

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