川淵氏「迷惑かけた。全て俺が悪い」“密室”後任選び批判受け組織委会長就任辞退

[ 2021年2月13日 05:30 ]

東京五輪組織委 森会長辞任、川淵氏就任辞退で白紙

12日、自宅前に集まった報道陣の質問に答える川淵氏(撮影・沢田 明徳)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長から“後継指名”を受けていた日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84、組織委評議員)は12日、都内で開かれた組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、就任要請の辞退を表明した。終了後、自ら報道陣の前に進み出て「マスコミの皆さんが誤解するような言動をした責任を感じている。全て俺が悪い」と話した。

 川淵氏は前日11日に森会長と直接会談し、就任を要請された。その後の自宅前での取材で受諾する意向を示したが、家族から反対され、「(会長選任資格がある)理事でもないのに、突出して会長候補になっているのはどう考えても異常だ」とも感じていたという。取材映像を見た組織委の武藤敏郎事務総長から夜に複数回電話があり、正式な選任手続きの必要性を説かれ、辞退の意思を固めた。

 懇談会では会長選任は公平かつオープンに行われるべきとの意見が続出し、「僕自身が痛みを感じて、ここで発言しなきゃいかんと思った」という。森会長に辞退の意思は伝えていなかったが、自ら発言を求め「マスコミを騒がせていることに対して理事の皆さん、森さんに迷惑をかけたことをおわびしたい」と謝罪して辞退を表明した。

 今後は評議員にとどまり、選手村の村長も「続けたい」と語った。改めて会長候補に挙がる可能性を問われると「それはもう一切ノータッチ。挙がらないと思うけど」と意欲を否定。「こういうふうに俺がしゃべることがよくないよね。サービス精神旺盛だからどんどんしゃべっちゃう」と取材対応を打ち切った。それでも、自宅に戻ると「一言聞かせてください」との取材要請に7分間かけて10個の質問に答えるサービスぶり。「気持ちはスッキリしているよ。新しい人が出てきて、素晴らしいオリンピックが開催できればいい」と話した。

 ▽11日の川淵氏 午後に都内で森会長と約1時間話し合いを行った後、千葉市内の自宅前で報道陣に対応。「森さんが“ぜひ後を引き継いでほしい”と。推薦をするという意味だな」と後任の会長就任を直接要請されたことを明かした。「前向きにならざるを得ない。もし選ばれれば僕の人生の最後の大役ということで、ベストを尽くしたい」と受諾する意向を示した。

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