北海道銀行、決勝でロコと再々戦 美しき司令塔・吉村「勝ちたい」Vで北京へ望みつなぐ

[ 2021年2月13日 17:33 ]

カーリング全農日本選手権第6日 ( 2021年2月13日    北海道・稚内市みどりスポーツパーク )

北海道銀行の吉村(C)JCA IDE
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 女子の北海道銀行が14日の決勝に駒を進めた。決勝トーナメント初戦のロコ・ソラーレ戦は4―9で敗れたが、中部電力との準決勝は8―2で勝利。美しき司令塔・吉村紗也香は、「序盤から自分たちの形が作れた。ペースを崩さず、集中してできた」と笑みを浮かべた。

 第1エンドに3点奪って「流れを作れた」と言う。第4、5、8エンドは不利な先攻ながらスチールで1点ずつ加点し、8エンド終了で中部電力が負けを認めた。

 1次リーグでのロコ・ソラーレ戦は最終第10エンドに吉村のスーパーショットで3点差を追いついたものの、延長の末に敗れた。決勝は今大会3度目の激突。22年北京五輪に出場するためには優勝するしかない。吉村は「1つ1つ、みんなでショットをつなげていきたい。3度目の正直、しっかり勝ちたい」と闘志を高めていた。

 ◆北京五輪への道 20、21年の日本選手権を連覇したチーム(20年はロコ・ソラーレが優勝)が、五輪出場枠を争う大会の代表になり、出場枠を得ると、そのまま五輪代表チームとなる。出場枠が懸かる3月の世界選手権(スイス)は、新型コロナウイルスの影響で中止に。世界選手権の代替開催や五輪予選の臨時開催が検討されている。20、21年の日本選手権優勝チームが異なる場合は、5、6月に代表決定戦を行う。

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