朝乃山　5連勝でカド番脱出、はたき込みで隆の勝破る「体が反応した」

大相撲初場所11日目 （ 2021年1月20日    両国国技館 ）

隆の勝（右）をはたき込みで破る朝乃山（撮影・会津　智海）
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　朝乃山が隆の勝をはたき込んで勝ち越しを決め、11日目でカド番を脱出した。「まだ場所は終わっていない。気を引き締めていきたい」と声を弾ませた。立ち合いから右差しで攻め込んだ。右すくいで体を入れ替えられ、突き落とされても粘り腰を発揮。最後は上体が突っ込んでいる相手の頭を押さえつけた。「（自分の）上体が高くて足の運びも悪かったけど、突き落としにも対応できた。（最後は）攻めていくうちに体が反応した」。これで7日目から5連勝。「自分の相撲を取れれば結果はついてくる」と白星が良薬となり自信を回復している。

　上位陣で星をつぶし合う終盤に入り、12日目は関脇・照ノ富士と対戦する。元大関の実力者には昨年7月場所から過去3戦全敗と合口が良くない。「（自分より）ひと回りデカいので先に先に攻めていきたい」。トップと1差。「優勝争いが大関の責任？その通りです」。2度目の賜杯を狙っていく。