W杯から1年…日本ラグビーの今 TL新シーズン開幕で大物外国選手が大挙来日

[ 2020年9月21日 05:30 ]

19年、ラグビーW杯日本代表の選手たち
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 昨年のW杯日本代表31人のうち、松島と引退したトンプソン・ルーク氏を除く29人は、今季もトップリーグ(TL)に所属している。19~20年シーズンは新型コロナの影響などで2月23日を最後にストップし、結局打ち切りに。日本代表もこの秋の活動見送りが発表されており、29人は来年1月の新シーズン開幕まで公式戦出場の機会を待つことになる。

 トップ選手が10カ月以上も実戦を離れるデメリットが叫ばれる一方、新シーズンが無事開幕すれば、これまで以上に楽しみな5カ月間となる。理由はW杯でもプレーした大物外国選手が大挙来日するから。筆頭がニュージーランド代表SOボーデン・バレット(サントリー)だ。FBでもプレー可能な希代のフットボーラーがボールを持てば、スタジアムが沸くこと必至だ。

 その他にもスコットランド元主将のSHレイドロー(NTTコム)、南ア代表WTBマピンピ(NTTドコモ)、ニュージーランドのFBベン・スミス(神戸製鋼)がTL初参戦。残留する大物選手も多数おり、TLラストシーズンを鮮やかに彩ることになる。

 他のカテゴリーに目を移すと、関東大学ラグビーは来月4日の開幕が決まり、高校では花園予選が各地で始まっている。一方でTLのNECで新型コロナの集団感染が発生しており、コロナ禍は今もラグビー界に大きな影を落としている。

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