大坂なおみ、危なげなく4強「ずっとポジティブにプレーできた」

[ 2020年9月9日 10:05 ]

テニス全米オープン第9日 ( 2020年9月8日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン女子シングルス準々決勝で強烈なサーブを放つ大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス準々決勝で、世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)が同93位のシェルビー・ロジャース(27=米国)に6―3、6―4で快勝し、2年ぶりの4強入りを決めた。試合時間は1時間20分。準決勝では同41位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)と対戦する。

 4強入りを決めると、大坂は軽くうなずいた。過去3戦全敗と苦手としていたロジャースにストレート勝ち。2年ぶりの4強入りを決め「彼女の方が優位と思っていたが、リベンジできてよかった。調子が良く、ずっとポジティブにプレーできた」と笑顔を見せた。9月8日は18年全米の決勝で憧れの存在であるS・ウィリアムズ(米国)を破り、日本人として男女通じて初めてグランドスラムの頂点に立った特別な日。ちょうど2年が経ち、同じセンターコートで躍動した。

 第1セットは第6ゲームで先にブレーク。第7ゲームでサービスゲームを失ったが、第8ゲームを再びブレークした。第2セットも第3ゲームで先にブレークに成功。終始試合を優位に進める危なげない試合運びだった。ウィナーの数は24対23とほぼ互角だったが、技術的なミスを意味するアンフォースドエラーは相手の27に対して8。凡ミスの少ないプレーで流れを引き寄せた。

 入場時にはジョージ・フロイトさんの名前の入ったマスクを着用。5月にミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件の被害者だ。首を地面に押し付けられたフロイドさんが「息ができない」と訴える動画が拡散。この事件を機に「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」のスローガンを掲げるデモが全米に広がった。人種差別への抗議を示すため、大坂は今大会に決勝までの試合数に合わせて7枚の被害者の名前入りマスクを用意。5枚目の披露となり「決勝まで進んで皆さんに全てを見てほしい」との公約達成まであと1勝に迫った。

 前哨戦で痛めた左太腿には2回戦以降テーピングが施されているが「予防のテーピング。悪くならないことを祈っている」と深刻な状況ではない。準決勝で激突するブレイディとの対戦成績は1勝1敗。大坂は「ショットが多彩で素晴らしい選手。タフな試合になるが、ベストを尽くしたい」と力を込めた。18年全米、19年全豪に続く、グランドスラム3勝目がはっきりと視界に入ってきた。

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