ラグビー・大野の“男気”、自己犠牲も自腹も恨み節一つ発せず

[ 2020年5月23日 05:30 ]

流血プレーもいとわず、ワンチームに徹した
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 【記者フリートーク】とにかく激しいプレーが身上。試合後のミックスゾーンで顔から汗のように血を流しても気づかないほど、自己犠牲を体現したのが大野だった。

 サンウルブズがスーパーラグビー参入初年度だった16年、当初は多摩地区のトップリーグチームの練習場を間借りする予定だったため、通勤用に数十万円の中古車を購入。その後、練習拠点が変更となり、車は不要になった。それでも恨み節一つ発せず、「まあ、オフに乗ればいいですから」と男気発言。その数十万円で、大好きな日高屋のハイボールを数千杯は飲めただろうに。自己犠牲も自腹も払ってきた“キンちゃん”を見かけたらぜひ一杯、おごってあげよう。(ラグビー担当・阿部 令)

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