10万人収容のスタジアムを2万人で使用 オハイオ州立大が独自のガイドライン

[ 2020年5月21日 10:06 ]

昨年11月23日にオハイオ・スタジアムで行われたオハイオ州立大対ペン州立大戦(AP)
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 米オハイオ州立大のジーン・スミス体育局長は20日、フットボール・チームが本拠としているオハイオ・スタジアム(オハイオ州コロンバス)の収容人数を最小で5分の1にして今季の試合を行う草案を明らかにした。

 全米大学フットボールは9月に開幕し、同大学もホームで7試合を行う予定。しかし新型コロナウイルスの感染防止対策は不可欠で、10万2780人を収容(全米で4番目の規模)できるオハイオ・スタジアムを“ダウン・サイジング”して“ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)”の確保を目指すことになった。

 スポーツ専門局のESPNによれば削減規模は感染の状況次第。オハイオ州立大では約5分の1となる2万~2万2000人から、4万~4万5000人が現段階での草案として挙げられている。

 全米大学フットボールのホームゲームはそのほとんどが満員となるため、各大学とも対応策に苦慮しているところ。オハイオ州立大以外にミシガン大、ペン州立大、テネシー大、テキサスA&Mなど7校が10万人以上収容のスタジアムを使用しており、今後の動向が注目されている。

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2020年5月21日のニュース